三井住友カード PLATINUM PREFERRED ポイント還元率、損益分岐点を試算してみた


三井住友カードが、面白いカードを発表しました。

その名も、プラチナプリファード

(画像出典:三井住友カード公式サイト)

 

「ポイント特化型プラチナカード」というキャッチコピーで、

プラチナカードでありながら、ポイント還元率が1%以上、

特約店では最大で +9%が上乗せされ、合計で10%のポイントが貯まります。

 

この記事では、2020/10/1からポイント還元率が改悪されるエポスプラチナカードの代わりとして、

三井住友プラチナプリファードの詳細、ポイント還元率、損益分岐点を試算します。

三井住友 Platinum Preferred 基本情報

年会費(本人):¥33,000 (30,000 + 税)

 

年会費(家族カード):無料

 

申込資格:原則として、満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方

(プラチナプリファード独自の審査基準あり)

 

限度額:原則150万円~

 

ポイント還元率:1% 〜 (特約店の利用やポイントの交換先によって変動)

 

ANAマイル還元率:0.6%

 

国際ブランド:VISA のみ

 

非接触型決済:Apple Pay 対応、Google Pay 対応、Visa タッチ決済対応

 

海外旅行傷害保険:あり

 

国内旅行傷害保険:あり

 

買い物保険:あり

 

国内空港ラウンジ:あり

 

カードデザイン:白と黒の2種類

VISAカード(画像出典:三井住友カード公式サイト)

 

カード表面の “PLATINUM PREFERRED” の文字はホログラフのようです。

白色が綺麗ですが、黒の方がステータスを感じますね。

特約店利用で最大ポイント還元率10%

宿泊予約サイトの Expedia (エクスペディア) と Hotels.com を利用すると、ポイント還元率が + 9%になり、

基本還元率1%と合わせて、10%のポイントが貯まります。

(専用サイトの経由が必要)

 

その他、ANAで航空券を直接購入した場合は、+ 1%になります。

頻繁に旅行や出張に出かけるなら、ポイントがざくざく貯まりそうです。

 

その他、私が日常的に使いそうな店舗での還元率は以下の通りです。

コンビニ (+2%):セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン

ファーストフード (+2%):マクドナルド

自宅や実家の近くのスーパー (+1%):アピタ、ピアゴ、西友、ヤオコー

薬局 (+1%):マツモトキヨシ、トモズ

 

田舎にある実家の近くのスーパーは、特約店になっていますが、

自宅(首都圏)の付近のスーパーは対象外です。

恩恵を受けられそうなのは、夏場の仕事帰りにバニラシェイクを買う、マクドナルドと、休日に買い出しに行くヤオコーくらいですね。

特約店によっては、他のカードの方がお得な場合も

上記で挙げた店舗では、Platinum Preferred カードで決済することで、

ボーナスポイントをゲットできます。

 

しかし、ボーナスポイントが +1%程度の薬局などでは、

別のカードを使ったほうが、還元率が高くなる場合があります。

 

例えば、マツモトキヨシやトモズのほとんどの店舗は、

電子マネーに対応しているので、

ビューカードから Suica にクレジットチャージすることで、

1.5%のJREポイントをゲットできます。

 

ビューカードの詳細はこちらの記事で紹介しています。

ビューカードはJR東日本の定期券購入・Suicaチャージでお得なクレジットカード

 

ヤオコーの場合は、電子マネーに対応していないので、

Platinum Preferred を使うことで、還元率2%になります。

入会キャンペーン・継続特典

2020/9/16現在、「新規入会&利用特典」として、

最大40,000ポイントを獲得できます。

 

条件は、カード入会月の3ヶ月末までに、合計で40万円以上利用することです。

 

1ヶ月に15万程度が目安ですね。

帰省・旅行などの大きな出費がある場合は、

そのタイミングでカードに申し込むといいでしょう。

 

 

ボーナスポイントがもらえるのは、入会時だけではありません。

継続特典として、毎年100万円利用ごとに、10,000ポイントがプレゼントされます

最大で40,000ポイントまでゲットできるので、

年間のカード利用額が400万くらいになるように調整すると、最もお得です。

海外での利用でポイント還元率が3%

日本円以外での決済利用分、税込100円ごとに2ポイントがプラスされ、合計で還元率が3%になります。

 

ただし、海外事務手数料が2.20% (2.0% + 税) かかりますので、

実質的には、海外利用分は1.8%還元となります。

他のカードと比べると、海外で使う分にはお得です。

ポイント還元率試算結果

年会費、年間利用額、特約店での利用額、海外利用額、新規入会&利用特典、継続利用特典を加味した、

複数のパターンで、ポイント還元率を試算します。

なお計算上、年会費はマイナスとして計上し、特約店利用分は平均5%として、海外利用分は2%として計算します。

Case 1. 年間100万利用、(内、特約店1万、海外0)

[初年度]

通常ポイント(1%):10,000

新規入会&利用特典:40,000

特約店利用分(5%):500

海外利用分(2%):0

年会費:-30,000

合計:30,500 ポイント

還元率:2.96% (= 30,500 / 1,030,000)

 

[2年目以降]

通常ポイント(1%):10,000

継続特典:10,000

特約店利用分(5%):500

海外利用分(2%):0

年会費:-30,000

合計:-9,500 ポイント

還元率:-0.92% (= -9,500 / 1,030,000)

 

年間利用額が100万だと、2年目以降は還元率がマイナスになってしまいます。

Case 2. 年間200万利用、(内、特約店2万、海外1万)

[初年度]

通常ポイント(1%):20,000

新規入会&利用特典:40,000

特約店利用分(5%):1,000

海外利用分(2%):200

年会費:-30,000

合計:31,200 ポイント

還元率:1.53% (= 31,200 / 2,030,000)

 

[2年目以降]

通常ポイント(1%):20,000

継続特典:20,000

特約店利用分(5%):1,000

海外利用分(2%):200

年会費:-30,000

合計:11,200 ポイント

還元率:0.55% (= 11,200 / 2,030,000)

 

年間利用額が200万だと、2年目以降は還元率が0.5%代になってしまい、イマイチお得感がないですね。

Case 3. 年間300万利用、(内、特約店3万、海外3万)

[初年度]

通常ポイント(1%):30,000

新規入会&利用特典:40,000

特約店利用分(5%):1,500

海外利用分(2%):600

年会費:-30,000

合計:42,100 ポイント

還元率:1.38% (= 42,100 / 3,030,000)

 

[2年目以降]

通常ポイント(1%):30,000

継続特典:30,000

特約店利用分(5%):1,500

海外利用分(2%):600

年会費:-30,000

合計:32,100 ポイント

還元率:1.05% (= 32,100 / 3,030,000)

 

年間利用額が300万以上になると、やっと2年目以降の還元率が1%を超えますね。

Case 4. 年間400万利用、(内、特約店4万、海外4万)

[初年度]

通常ポイント(1%):40,000

新規入会&利用特典:40,000

特約店利用分(5%):2,000

海外利用分(2%):800

年会費:-30,000

合計:52,800 ポイント

還元率:1.31% (= 52,800 / 4,030,000)

 

[2年目以降]

通常ポイント(1%):40,000

継続特典:40,000

特約店利用分(5%):2,000

海外利用分(2%):800

年会費:-30,000

合計:52,800 ポイント

還元率:1.31% (= 52,800 / 4,030,000)

 

年間利用額が400万以上になると、継続特典を上限まで受け取れます。

その結果、初年度と2年目以降の還元率が同じになります。

 

ステータスカードの中では、かなり還元率が高いと言えるでしょう。

Case 5. 年間400万利用、(内、特約店40万、海外40万)

[初年度]

通常ポイント(1%):40,000

新規入会&利用特典:40,000

特約店利用分(5%):20,000

海外利用分(2%):8,000

年会費:-30,000

合計:78,000 ポイント

還元率:1.93% (= 78,000 / 4,030,000)

 

[2年目以降]

通常ポイント(1%):40,000

継続特典:40,000

特約店利用分(5%):20,000

海外利用分(2%):8,000

年会費:-30,000

合計:78,000 ポイント

還元率:1.93% (= 78,000 / 4,030,000)

 

年間利用額が400万以上になると、継続特典を上限まで受け取れます。

その結果、初年度と2年目以降の還元率が同じになります。

 

ステータスカードの中では、かなり還元率が高いと言えるでしょう。

まとめ:還元率試算の結果と最もお得な使い方

この記事では、三井住友カード Platinum Preferred の基本情報、詳細なポイント還元率と、年間利用額などを交えたポイント還元率の試算を行いました。

 

その結果、毎年400万以上使い続けることで、ポイント還元率が1.31%になり、

年間利用額が400万未満の場合と比べて、

ポイント還元率が高くなることがわかりました(Case 4)。

 

また、特約店や海外での利用額が多くなる場合(Case 5)、

ポイント還元率はずば抜けて高くなり、1.93%になります。

 

海外出張や海外旅行が多い方が、Platinum Preferred を使うことで、

このカードのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

(コロナが収束するまでは、旅行や海外通販をよく利用する方におすすめです。)

 

特約店や海外での利用がそれほど多くない場合でも、

ポイント還元率が1.31%なので、ステータスカードの中では、かなり高いほうです。

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クレジットカードランキング

私はクレジットカードを40枚以上発行してきました。日本で発行されているほとんど全てのクレジットカードのポイント還元率、年会費などの情報が頭に入っています。還元率が2%以上のクレジットカードを使い、年間で30,000ポイント (=30,000 円相当) 以上貯めて、お得な生活を送っています。

そんなクレカマニアの私も、初めてクレジットカードを作った時はとても不安でした。

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ネットで色々調べましたが、あまりの情報量の多さに、面倒に感じましたが、「得をするぞ!」という強い精神力で乗り切りましたww

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