クレジットカードを解約したいと思う時ありますよね?年会費が発生するカード、店員に勧められて作ったけどほとんど使っていないカード、生活スタイルが変わって、現在では使っていないカードなどなど、理由は色々とあると思います。この記事では、クレジットカードをこれまでに60枚以上発行してきたクレジットカードマニアの私が、クレジットカードを解約することのデメリットと注意点、解約により信用情報に傷が付くかどうか、解約方法と、オススメの解約タイミングを解説します。
Table of Contents
カード解約のデメリット・注意点
まずカード解約のデメリットは、クレジットカードを解約した場合、解約したカードは即座に使えなくなります。現在クレジットカードを1枚しか持っていない場合で、そのカードを解約してしまうと、次のクレジットカードが手元に届くまでの間、カード決済が使えないというとても不便な思いをすることになるので、ご注意下さい。そのような場合には、2枚目のカードを発行し、手元にカードが届いた後に、1枚目のカードを解約すると良いでしょう。いざという時には、2枚目のカードを使うことが出来ます。
ここから先は注意点を解説します。1つ目は、解約予定のカードで、光熱費やネット回線、携帯電話利用代金などの公共料金や各種保険料の支払いを行なっている場合、カード解約前に別の支払い方法に変更しておくことをお勧めします。支払い先の会社によっては、別のクレジットカードを登録する場合や、銀行口座振替に変更することも可能です。(ポイントが貯まる分、クレジットカード払いがお勧めです。) なお、公共料金などの支払い方法の変更には、時間がかかる場合が多いです。電話やネットで完結しない場合には、書類を取り寄せ、記入して返信し、支払い先の会社が処理を行う、という1連の処理が必要になり、手続き完了までに1ヶ月以上かかる場合があります。カード解約を検討している場合には、早めの行動が大事です。
2つ目の注意点は、カード解約時点で未だ支払いが残っている場合についてです。カードを解約する場合、リボ払いや分割払いでの利用残高が残っている場合は、基本的には一括請求されます。多くのカード会社の場合は、翌月一括払いで、利用明細書が郵送で届き、指定の支払日に口座振替により支払うことになります。カード解約と同時に、カード会員用サイトでのweb明細サービスも解約となるので、解約後の支払い分に関しては、必ず利用明細書が郵送で届きます。忘れずに内容を確認しましょう。
3つ目の注意点は、解約後のカードの取り扱いについてです。解約したカードは、もう使えませんので、ハサミでICチップと磁気ストライプを細かく切断して破棄しましょう。IC チップや磁気テープには、カード利用者の個人情報が登録されており、切断せずに破棄すると、第三者に個人情報が漏洩し、不正利用される可能性があります。必ず細かく切ってから、可能な限り複数回に分けてゴミ袋に入れて破棄しましょう。カードに対応したシュレッダーがある場合には、カードをシュレッダーに通すことも出来ます。切断面は鋭いので、怪我に気を付けましょう。
4つ目の注意点は、解約予定のカードでコンサートなどのチケットを購入している場合、コンサート会場での本人確認時に、購入したクレジットカード本体が必要になる場合があります。このような場合は、解約したカードを直ぐに破棄せずに、コンサートが終わった後で処分しましょう。
最後に5つ目の注意点は、一部のカードの解約時には、カード本体をカード会社に返送する必要があることです。ビューカード各種やアメックスビジネスプラチナカードなどは、カード解約時にハサミを入れた後のカード本体の返答が必要になりますので、破棄しないように気を付けましょう。
カード解約により信用情報に傷は付かない
発行直後 (目安は2~3ヶ月以内) でない限り、カードの解約自体はマイナス要因にはなりません。発行直後の解約は、入会特典目当てだとカード会社にバレてしまい、審査で不利になる場合があります。発行したカードは、最低でも半年〜1年は保有しましょう。この期間中に、毎月少しでもカードを利用して実績を積んでおくと、後々の審査で有利になります。
なお、利用代金が未納のままカードが強制解約になった場合には、信用情報機関に異動情報が残り続けます。支払いが完了してから5年間は、「ブラックリスト入り」の状態になり、クレジットカードや各種ローンの審査に通りにくくなります。
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解約方法:インターネット・電話・郵送
カード解約方法はカード会社によります。カード申し込みはインターネット経由が主流ですが、解約時にネット経由で完結する場合はほとんどありません。ほとんどのカード会社は電話による解約となります。カード会社によっては、解約専用の自動音声がある場合あり、この番号はネットで検索すると出てきます。待ち時間が殆どないので、急いでいる場合やオペレーターと話したくない場合には便利です。ただし、受付時間に注意が必要です。平日の9:00 ~ 17:00 など、一般的なサラリーマンの勤務時間と被っている場合もあります。この場合には、昼休みを利用するしか方法はないですね。カードを手元に用意して、電話しましょう。
なお、自動音声の場合には、カード番号に加えて、カード暗証番号が必要です。忘れてしまった場合はオペレーターと直接話をする必要があります。
一部カードの解約には、解約届が必要になります。ビューカードやJALカードなどの解約時には、解約届を郵送してもらい、記入し返信が必要になります。
いつ解約すべきか?お勧めのタイミング
年会費が発生する場合には発生する月より前で、カード発行後半年〜1年以上後がお勧めです。カード発行直後の解約は、その後のカード入会審査で不利になる場合がありますので、入会特典目的ではなく、毎月利用したんだ、という利用実績を積んだ後で解約することをお勧めします。
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優良顧客には解約引き止めもあるかも?
ネットの口コミを見ていると、ある年会費が高額なゴールドカードの解約連絡時に引き止められたという情報があります。このようなケースに当てはまる共通点は、年間利用金額が多いことや付帯サービスを利用していることです。解約を申し出たところ、オペレーターに交渉され、ボーナスポイントや次年度年会費優遇などの申し出があったそうです。私自身は引き止められた経験がないので、あくまでネット上の書き込みを基にして書いています。
まとめ
この記事では、クレジットカードを解約することのデメリットと注意点、信用情報機関への影響、解約の方法と、解約のタイミングのお勧めを紹介しました。
・解約したカードは即座に利用不能になり、個人情報保護の為にハサミなどで細かく切って処分する必要があります。
・コンサートチケットなどの購入に使った場合には、コンサート会場での本人確認時に、チケット購入に利用したカード本体が必要になる場合があるので、そのような場合にはコンサート終了後にカードを破棄しましょう。
・解約予定のカードで各種公共料金の支払いを行なっている場合には、余裕を持って別のカードや口座振替への変更手続きが必要です。カード解約時点での未払い利用分は、原則翌月に一括払いでの請求となります。
・Web明細サービスも解約することになるので、利用明細書が郵送で届きますので、必ず確認しましょう。リボ払いや分割払いの残高が残っている場合は、高額の請求が一括で来るので要注意です。
・カードを解約すること自体は、信用情報機関上の悪影響はありませんが、カード発行直後の解約は、入会特典目的だと思われ、今後の審査で不利になります。最低でも半年〜1年程度は利用しましょう。
・カードを解約する場合には、年会費請求月よりも前で、カード発行の半年〜1年後に行いましょう。こうすることで、利用実績を積むことが出来ます。
・カードによっては、解約時に引き止めがある場合があるらしいですが、ネット上の口コミのみなので、何とも言えません。私自身は未経験です。
カード解約前に、カード解約によるデメリットを確認しましょう。合わせてこちらの記事では、複数枚のカードを使い分けることのメリットを紹介しています。
クレジットカードの複数枚持ちは当たり前!メリット・デメリットを解説
私はクレジットカードを40枚以上発行してきました。日本で発行されているほとんど全てのクレジットカードのポイント還元率、年会費などの情報が頭に入っています。還元率が2%以上のクレジットカードを使い、年間で30,000ポイント (=30,000 円相当) 以上貯めて、お得な生活を送っています。
そんなクレカマニアの私も、初めてクレジットカードを作った時はとても不安でした。
大学生時代にアメリカ留学が決まり、現地での買い物用にクレジットカードを発行することになった時、挫折しそうになりました。クレジットカードってどんな仕組みなのか?審査に通るかな?
ネットで色々調べましたが、あまりの情報量の多さに、面倒に感じましたが、「得をするぞ!」という強い精神力で乗り切りましたww
当時の私のように、「クレジットカードって何?」「どんな仕組みなの?」「どうやって選べば良いの?」などの様々な疑問を持っている方の助けになればと思い、当ブログを運営しています。
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クレジットカードって何が違うの?還元率が高いカードはどれ?などなど...
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