クレジットカードには、JCB、VISA、Mastercard、Diners、American Express などの、国際ブランドと呼ばれるカテゴリーがあります。この記事では、国際ブランドとは何か、国際ブランドの種類、国際ブランドの比較、オススメの国際ブランドを紹介します。
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国際ブランドとは?
国際ブランドとは、あるクレジットカードが特定の店舗だけではなく、日本中、世界中で利用可能かどうかを示すブランドのことです。国際ブランドが付いているクレジットカードは、そのカードに付いている国際ブランドの加盟店舗であれば、ネットショップも含めて、全世界で利用可能です。
国際ブランドが付いていないカードは、「ハウスカード」と呼ばれ、そのカードを発行している会社の店舗でしか利用出来ません。例えば、セディナとコスモ石油が提携して発行している、コスモ・ザ・カード・ハウスは、日本国内のコスモ石油のガソリンスタンドでのみ利用可能なハウスカードです。コンビニなどのコスモ石油以外の店舗では一切利用出来ません。
国際ブランドの種類は?
全世界で使える国際ブランドは、「5大国際ブランド」と呼ばれています。以下の5つの国際ブランドのことを指しています。
・VISA (ヴィザ)
・MasterCard (マスターカード)
・JCB (ジェーシービー)
・American Express (アメリカン・エキスプレス / アメックス)
・Diners Club (ダイナースクラブ)
国際ブランドの比較
上記で挙げた5大国際ブランドには違いがあります。最も大きな違いは、加盟店舗数です。この店舗数が大きければ大きいほど、その国際ブランドのクレジットカードを利用出来る店舗が多いということになります。
参考資料として、世界的に有名な決済関連レポートである The Nilson Report (2016) によると、2015年の世界全体の総購入取引件数の内訳は以下の通りでした。
VISA: 56%
Mastercard: 26%
*UnionPay (中国銀聯): 13%
American Express: 3%
JCB: 1%
Diners Club: 1%
*UnionPay (中国銀聯) は、中国国内で最も普及している国際ブランドです。
オススメの国際ブランドは?
日本国内でしかクレジットカードを利用しないのなら、国際ブランドはVISA、Mastercard、JCB のどれかを選べば問題ないです。JCBは日本発祥の国際ブランドなので、日本国内のほとんどの店舗で利用可能です。一方で、American Express はJCBと提携しており、JCBカードが利用可能な店舗では、大抵American Express のカードも利用可能です。Diners Club は、日本国内でも加盟店が少なく、大手スーパー、飲食店、食料品店なのでしか使えません。
海外でカードを利用する予定がある場合 (旅行、留学、出張など) は、VISA か Mastercard を持つべきです。VISA や Mastercard は全世界で加盟店舗が最も多く、利用不可能な店舗を探す方が困難なくらいです。そして、VISA と Mastercard 以外の国際ブランドのカードは、海外ではほとんど使えません。JCB、アメックス、ダイナースのカードは、海外では使える店舗がかなり限られます。
私は、大学生時代、9ヶ月間アメリカに留学していました。現地のスーパーや食料品店で買い物をしたり、床屋やレストランにも行きました。私はVISAブランドのカードとMastercardブランドのカードを両方持って行きました。ほとんどの店舗に VISA や Mastercard のシールが貼ってありました。それ以外の国際ブランドのシールは滅多に見かけませんでした。ほぼどの店舗でも使える、という安心感はとても心地良かったです。日本国内に限らず、海外で利用する可能性がある方は、VISAかMastercardでのクレジットカード発行を強くオススメします。
VISAブランドのデメリット
全世界で最も利用されている国際ブランドはVISAですが、問題点もあります。それは、ApplePay での利用が制限されている点です。VISAブランドのカードをApplePayに登録した場合、アプリ上での支払いにVISAブランドのカードを利用することが出来ません。例えば、Suicaアプリから、モバイルSuica に1,000円チャージしたい時に、ApplePay に登録しているクレジットカードから選ぶことが出来ます。この時、VISA ブランドのカードは支払いに利用出来ません。JCB か Mastercard のカードしか選択出来ません。日常的にApplePay でアプリ内支払いを利用している方は、Mastercard を選ぶことをオススメします。
国際ブランドを選べるクレジットカード
クレジットカードを新規発行する際、ほとんどのクレジットカード会社は国際ブランドの選択肢を複数用意しています。例えば、以前紹介したイオンカードは、VISA、Mastercard、JCB の3種類の中から、希望の国際ブランドを選ぶことが出来ます。また、三井住友カードは、VISA か Mastercard の2つから (券種によってはVISA のみ)、ビューカードは、券種によって、VISA、Mastercard、JCB の3種類か、VISA か JCB の2種類の中から選ぶことが出来ます。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー私はクレジットカードを40枚以上発行してきました。日本で発行されているほとんど全てのクレジットカードのポイント還元率、年会費などの情報が頭に入っています。還元率が2%以上のクレジットカードを使い、年間で30,000ポイント (=30,000 円相当) 以上貯めて、お得な生活を送っています。
そんなクレカマニアの私も、初めてクレジットカードを作った時はとても不安でした。
大学生時代にアメリカ留学が決まり、現地での買い物用にクレジットカードを発行することになった時、挫折しそうになりました。クレジットカードってどんな仕組みなのか?審査に通るかな?
ネットで色々調べましたが、あまりの情報量の多さに、面倒に感じましたが、「得をするぞ!」という強い精神力で乗り切りましたww
当時の私のように、「クレジットカードって何?」「どんな仕組みなの?」「どうやって選べば良いの?」などの様々な疑問を持っている方の助けになればと思い、当ブログを運営しています。
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